前髪
前髪が薄いと感じる女性は増えています、原因や対策について解説!

皆さんは、普段前髪をどのようにセットしていますか?前髪や顔周りの髪は、印象を大きく変えるポイントなので、毎日さまざまなセットしている方も多いでしょう。しかし毎日のスタイリングで「前髪がスカスカしてきた」「生え際が薄くなってきた気がする」など、前髪に関する悩みを抱える方も少なくありません。
では、前髪が薄くなる原因とは何なのでしょうか?その理由や対策について詳しく解説します!
目次
女性の前髪の脱毛症
FAGA(女性男性型脱毛症)

FAGA(女性男性型脱毛症)は、ホルモンバランスの乱れや遺伝が原因で発症リスクがあると言われています。特徴としては、頭頂部や分け目からゆっくり薄く進行し、毛が細くなりボリュームがなくなることで頭皮が透けて見えるようになります。
男性に多いAGA(男性脱毛症)に似ている症状で、進行性なためゆっくり髪の毛が抜けていきます。完全に治すことは難しいですが、進行を遅らせたり改善を目指す解決策もあります。
牽引性脱毛症
牽引性脱毛症は、頭皮に過度な負担をかけるのが原因で生え際や前髪が薄くなるのが主な症状です。
髪の毛を引っ張ってポニーテールをしたり、長時間髪の毛を結んでいる人、毎日同じ髪型をしている人は牽引性脱毛症になりやすいです。
前髪が薄くなる原因
FAGAは主にホルモンバランスの乱れで薄毛になりやすく、牽引性脱毛症は頭皮に過度な負担をかけると薄毛になりやすいとお話しましたが、薄毛になる原因は他にもあるので分かりやすく紹介していきます。
老化やホルモンバランスの乱れ

年齢とともにホルモンバランスは変化していきますが、特に閉経後は女性ホルモンが減少するため、髪の毛が抜けやすくなります。女性ホルモンが少なくなると、相対的に男性ホルモンの割合が増加します。男性ホルモンの中には、髪に悪影響を与えるものもあり、これが抜け毛や薄毛の原因になることがあります。
生活習慣の乱れ
以下は薄毛や抜け毛の原因になるため、あてはまっている項目が1つでもある場合は改善する必要があります。
- 偏った食事
- 睡眠不足
- 過度な飲酒や喫煙
- 運動不足
「生活習慣の乱れ」という言葉はよく耳にするかもしれませんが、実際に生活習慣の乱れは髪の毛だけでなく、身体全体に悪影響を与えます。睡眠不足が続くとホルモンバランスが乱れ、髪の毛にとって重要なホルモンの分泌が低下し、抜け毛につながることがあります。また喫煙が髪に悪影響を与える理由は、タバコに含まれるニコチンが血管を収縮させるため、髪の毛に必要な栄養が届きにくくなり、薄毛や抜け毛の原因になるとされています。
ストレス

ストレスはホルモンバランスの乱れを引き起こすだけでなく、自律神経にも悪影響を与えます。自律神経が乱れると、血管が収縮し血行不良を引き起こします。この血行不良は、喫煙と似たような影響を与え、血管が縮むことで頭皮に必要な栄養や酸素が十分に届かず、髪の成長を妨げてしまうことになります。
間違ったヘアケア
間違ったヘアケアをして頭皮を痛めてしまっている可能性があるかもしれません。以下であてはまっている項目が1つでもある場合は改善する必要があります。
- シャンプーを頭皮につけている
- 1日に何度もシャンプーをする
- ドライヤーの熱を一点に集中して乾かしている
- 絡まっている髪の毛を無理やりコームでとかす
前髪が薄くならないための対策方法
これからは、薄毛を防ぐための対策をご紹介します。頭皮が目立ち、薄毛が進行している方は専門医に相談することが必要ですが、日々のケアや努力次第で改善や予防につなげることも可能です。
生活習慣の見直し

規則正しい生活をしなきゃいけないことは、もう皆さんお分かりだと思いますが、忙しい毎日だと思うので、無理なくゆっくり毎日続けることが大切です。
(1)食生活:主食、主菜、副菜を基本にまんべんなく食べましょう。また髪の毛の主成分はタンパク質なので、タンパク質を多く含む乳製品、肉類、魚介類、卵、大豆製品を摂取すると良いでしょう。
(2)睡眠:1日6~7時間睡眠を確保しましょう。なかなか寝付けない方や睡眠が確保できない方は、目を閉じて身体や目を休ませるようにしましょう。目を閉じることにより脳の一部を休ませる効果があり、疲労軽減や集中力回復、眼精疲労の軽減にも繋がります。
(3)適度な運動:1日の半分を椅子に座って過ごす方や、同じ姿勢でいる時間が長い方は、軽い運動を取り入れることを心がけましょう。ストレッチやウォーキングなど、無理のない範囲で身体を動かすことで血行を良くし、薄毛の予防ができます。
ストレスをためない
「ストレスをためない」というのは簡単そうに思えますが、実際にはなかなか難しいものです。自分では気づいていなくても、日常生活の中にはさまざまなストレスが潜んでいます。まずは、今抱えている悩みの原因を突き止め、一つずつ解決していくことで、ストレスをため込むことを軽減できるでしょう。
また、誰かに話を聞いてもらい、言葉として吐き出すことも、ストレス軽減に大きな効果があります。
ヘアケアの見直し
髪を洗ったりドライヤーで乾かしたりすることは、ほとんど毎日行う習慣です。しかし、そのケア方法を間違えると、薄毛や抜け毛の原因になることがあります。頭皮や髪はとても繊細なので、丁寧にお手入れをして大切に扱うことが必要です。
- 洗浄力の強いシャンプーは避け、肌に優しいアミノ酸系シャンプーに変えてみる
- シャンプーは頭皮につけない
- シャンプーは泡を立ててから髪の毛につける
- シャンプーは全て洗い流す
- 髪の毛をとかすときは毛先から
- 髪の毛を濡れたまま(自然乾燥)にしない
長時間髪の毛を結ばない
お仕事や学校行事などで髪を結ばなければならない場面は多いですが、時間があるときには一度髪をほどいて、頭皮を休ませてあげましょう。また、結び方を変えることで負担を分散させ、牽引性脱毛症の予防につながります。
ヘアスタイルを変える

前髪をいつも下ろしている方は、分け目を変えてみるのもおすすめです。普段左右で7対3に分けているなら、6対4に変えるなど、分け目やヘアスタイルを工夫することで、頭皮が紫外線を浴びる場所を分散させることができ、脱毛症の予防につながります。
薄毛専門医に相談または育毛剤を使用する
薄毛が進行し、頭皮が目立つようになっている場合は、薄毛治療を専門とするクリニックに相談するのも一つの方法です。頭皮のレーザー治療や毛髪移植など、専門的な治療を受けられるほか、脱毛症の種類に応じた適切な治療が行われます。
また、現在では女性用育毛剤も多くの種類があり、多くの方に利用されています。育毛剤というと「男性向け」というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、女性向けの製品も豊富に揃っています。
まとめ
「女性なのに薄毛?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際には薄毛に悩んでいる女性は多くいます。仕事や育児、家事で自分の時間が取れず、ストレスが溜まりがちです。これが原因で睡眠不足や運動不足、偏食、喫煙などの生活習慣が悪化し、結果的に薄毛へとつながる悪循環が生まれてしまいます。
睡眠を十分に取るだけでは薄毛予防にはなりません。紹介した6つの対策を、毎日自分のペースで少しずつ改善していくことで、前髪の薄毛や抜け毛の予防に繋がります。