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ナイトキャップの効果とは?就寝中は髪の毛にダメージを与えている?効果と注意点を解説!

皆さんは、朝起きたときに「寝癖がひどい」「髪が絡まる」「枕に毛が落ちている」など、髪の毛で悩んだことはありませんか?
私たちは寝ている間に一晩で約20回以上寝返りをうつといわれています。そのたびに髪の毛と寝具が擦れ、摩擦が起きます。この摩擦が「切れ毛」「枝毛」「抜け毛」の原因となるのです。特に髪の長い方は、髪が首に絡まるなど、さらに負担がかかることがあります。ナイトキャップは、これらの摩擦を防ぐアイテムなんです。
ナイトキャップを使用したことがない方、使用していたけどイマイチ効果が実感できなかった方、現在使用中の方にも分かるように、今回はナイトキャップの効果、注意点、素材について解説します!
目次
ナイトキャップの効果
睡眠中は無意識の状態のため、髪へのダメージを防ごうとしても難しいのが現実です。そこでナイトキャップがどのように髪を守るのか、睡眠中に発揮する効果について詳しく解説します。
髪の毛の摩擦を少なくする

睡眠中、髪の毛と寝具の摩擦によってキューティクルが傷つきやすくなります。キューティクルがダメージを受けると、髪の内部が乾燥し、切れ毛や枝毛、抜け毛の原因となります。
ナイトキャップを使用することで、髪の摩擦を軽減し、絡まりや切れ毛を防ぎ、枝毛を予防する効果が期待できます。
頭皮や髪の毛の乾燥を防ぐ
今年は特に乾燥がひどいと言われていますが、乾燥は髪の毛にとても悪い環境です。
ナイトキャップを使用することにより、髪の毛の内部の水分や油分を閉じ込めてくれる役割があります。冬場やエアコンによる乾燥環境でもパサつきを守ってくれます。頭皮は乾燥すると、フケやかゆみが出やすくなり抜け毛の原因になってしまいます。
スタイリングの持続

美容室でパーマをかけたり、縮毛矯正をしたりした後にナイトキャップを使用すると効果が長持ちするお助けマンです。また、朝起きた時に寝癖がつきにくく、忙しい朝でも楽にヘアセットできるメリットもあります。
注意事項
- 縮毛矯正後は、髪の毛の内部構造が熱や薬剤によって一時的に柔らかくなっているため、2~3日経過してからナイトキャップを使用するのがオススメです。パーマも同様です。
髪の毛の汚れを防ぐ
髪の毛をしっかりお手入れした状態でナイトキャップを使用すれば、清潔さを保ち、肌トラブルの予防にもつながります。
さらに、毎日使用している枕や寝具は、睡眠中に吸収した汗や湿気によって雑菌が繁殖しやすい環境になっています。ナイトキャップを使うことで、寝具への汚れや湿気の影響を軽減し、清潔な状態を保つ手助けができます。
ナイトキャップを使用するときの注意点
ナイトキャップを使用したものの、効果を実感できずにやめてしまった方はいませんか?それは使用方法が間違っている可能性があります。以下のポイントに、いくつ当てはまるかチェックしてみましょう。
1.定期的に洗う
毎日洗わずにナイトキャップを使用し続けると、汚れや湿気により雑菌が付着しやすく不衛生な状態になります。汚れたナイトキャップを使い続けると、頭皮や髪に悪影響を及ぼし、美しい髪を目指しているのに逆効果になってしまうこともあります。
そのため、ナイトキャップは定期的に洗濯し、清潔な状態を保つよう心がけましょう。
2.締め付けが強いものは避ける
自分の頭のサイズに合ったナイトキャップを選びましょう。締め付けが強すぎるものは血流を妨げる恐れがあるため注意が必要です。一方で、大きすぎると睡眠中に脱げてしまう可能性があります。小さすぎす、適度なゆとりがあるものを選ぶことが理想的です。
3.髪の毛を乾かしてから使用する
濡れた髪の状態でナイトキャップを使用すると、切れ毛や枝毛、抜け毛の原因になりかねません。また、髪がパサついたり絡まったりして、悪循環を引き起こすこともあります。
濡れた髪の毛は非常に繊細で、乱暴に扱うとダメージを受けやすいため、必ず髪をしっかり乾かしてからナイトキャップを使用するようにしましょう。
POINT
- 髪の毛を乾かした後、しっかりブラッシングをしてからナイトキャップを使用しましょう。絡まったままだと癖がついてしまいます。
4.髪の毛が長い方はまとめてから
髪の毛が長い方は、まとめずにナイトキャップに入れると、使用前よりも癖がひどくなる場合があります。長い方専用のナイトキャップもありますが、オーソドックスなキャップ型を使用する場合は、髪をひとつにまとめてから使用するのがオススメです。
5.蒸れたら脱ぐ
蒸れたままナイトキャップを使用すると、髪の表面のキューティクルが開き、ダメージの原因となり、寝ぐせもつきやすくなります。さらに、蒸れによって湿気がこもると雑菌が繁殖しやすくなり、頭皮トラブルを引き起こす可能性もあります。
蒸れていると感じたら一度ナイトキャップを外し、髪や頭皮が落ち着いてから再びつけるようにしましょう。
ナイトキャップの素材
ナイトキャップの素材では主に「シルク」と「コットン」が多く使用されています。シルクとコットンの効果や違いについて解説します。
シルク

シルクは、カイコの繭を原材料とする天然繊維です。人間の肌に近いタンパク質構造でできているため、アレルギーを起こしにくく、敏感肌や乾燥肌の方にも適しています。 とても細い糸が結合して出来ていて、サラサラした触り心地で髪の毛に優しい素材です。
シルクは湿気を吸収しやすく、湿気が高い日でも快適に保ち、吸収した水分を外に逃がす効果もあります。滑らかな表面でできているため、摩擦を減らし髪の毛の潤いを保ってくれるのでメリットが多いです。
POINT
- シルクはデリケートな素材なので、手洗いまたはシルク用の洗剤を使った弱水流で洗濯するのが適しています。
コットン

コットンは植物繊維から作られた自然由来の素材で、ふわふわとした優しい触り心地が特徴です。適度に湿度を保持する性質があり、静電気の発生が少ないため、快適に着用できるメリットがあります。さらに、化学物質をほとんど含まないため、肌トラブルを起こしにくいとされています。
ナイトキャップの素材としては、通気性が高く蒸れにくいため、特に夏場に最適です。また、耐久性が高く、繰り返しの洗濯や使用にも耐えられる強度を持つ点も魅力です。
まとめ

いかがだったでしょうか。ナイトキャップは、朝の寝ぐせを防ぎ、潤いを保つ効果があります。寝ている時は寝具や枕が髪の毛と擦り合わさり摩擦が起きてしまいます。この摩擦が、髪の毛にダメージを与えてしまい「切れ毛」「枝毛」「抜け毛」の原因になってしまいます。また今年は乾燥がひどいため、頭皮や髪の毛のケアをしっかり行わないとダメージがひどくなってしまいます。
毎日頑張って髪の毛のケアをしているのに、「なんかゴワゴワ・パサパサする」「朝起きたら髪の毛が絡まっている」などのお悩みがある方はナイトキャップを取り入れてみることをオススメします。ナイトキャップを毎日使用しているのに髪の毛のパサつき、潤いがない、抜け毛が酷いなどのお悩みを抱えている方は、毎日のお手入れや生活習慣が原因かもしれません。
もっと美しい髪の毛を目指しているかたは、ナイトキャップ生活を取り入れてみるのもいいかもしれません。