悩み
くせ毛で悩んでいる人でもパーマは活用しやすい?ごまかすのに適した人の特徴は?

くせ毛で悩んでいる人の中には、パーマも視野に入れて髪型選びをしているのではないでしょうか?
結論から言うと、パーマを活用してくせ毛対策をする方法は、人によっては満足できます。
ただし、適した人とそうでない人がいる事実も知っておきましょう。
パーマを活用したくせ毛対策の全容を、詳しく解説しています。
目次
くせ毛とパーマの相性のよさ

くせ毛で悩んでいる人にとって、パーマは相性のいい髪型のひとつです。
パーマを活用すると、くせ毛特有の不規則な毛流れが整いやすくなり、全体的に馴染みが良くなるケースが多いためです。
特に、極端なくせ毛でない場合は、パーマを積極的に取り入れると、髪型にやわらかい動きやボリュームを出しやすくなり、スタイリングが楽になります。
しかし、すべてのくせ毛にパーマが適しているわけではありません。
極端なくせ毛や縮毛の場合、パーマをかけると逆に扱いにくくなるでしょう。
そのため、自分の髪質やくせ毛の特徴をしっかり理解し、美容師と相談してパーマの適性を確認してみてください。
メリットとデメリット
くせ毛の人がパーマをかけると得られる最大のメリットは、毛流れが整い、ヘアセットが楽になる点です。
パーマを活用すると、普段気になるうねりが馴染んで髪がまとまりやすくなるため、ストレスを軽減できます。
特に、自分のくせ毛に合ったパーマスタイルを選べば、ナチュラルな仕上がりが楽しめるでしょう。
一方で、パーマにはデメリットがあるのは事実です。
髪の毛に薬剤や熱を使用するため、どうしてもダメージを伴うため、施術後にはダメージケアが欠かせません。
普段使っているシャンプーやトリートメントを保湿力や補修力の高いものに見直す必要があり、このケアの手間が面倒と感じる人もいるでしょう。
パーマを検討する際には、メリットだけでなく、これらのデメリットも踏まえた上で、自分に合った施術やケア方法を選んでください。
くせ毛の種類による違い
くせ毛には様々な種類があり、そのタイプによってパーマの相性が異なります。
適切な判断をしないと、期待した効果が得られないケースもあるため、注意が必要です。
例えば、毛先が強くねじれる捻転毛の場合、パーマをかけても、そのねじれた形状の影響で、効果をあまり感じられないケースがあります。
一方で、軽いうねりが特徴の波状毛の場合は、パーマが自然に馴染みやすいため、相性が良いとされています。
パーマによって全体の毛流れが整い、扱いやすい髪型が作りやすくなるでしょう。
こうしたくせ毛の種類や強さによって、パーマの効果は大きく変わるため、自己判断で施術を決めるのは避けたほうが賢明です。
どのようなスタイルが適しているか不安な場合は、信頼できる美容師に相談しましょう。
適切なアドバイスを受ければ、自分のくせ毛に合ったパーマスタイルが見つかるはずです。
くせ毛の場所による違い
くせ毛が気になる場所によっても、パーマの選び方を意識する必要があります。
適切に対応すれば、部分的なくせ毛も効果的にカバーできます。
例えば、毛先のハネが気になる場合、ハネの原因となる毛先だけにパーマをかければ、自然にまとまりやすくなり、満足感を得やすいでしょう。
一方で、髪全体のボリュームが気になっている場合には、根元にパーマをかけてふんわり感を出すのもひとつの方法です。
このテクニックを活用できれば、自然なボリューム感が得られ、くせ毛が気になりにくくなります。
どのようなパーマが適しているかは、髪質や現在の髪型、そして希望するスタイルによって異なります。
そのため、全て自己判断で決めるのではなく、信頼できる美容師に相談するのがベストです。
プロのアドバイスを受ければ、くせ毛の場所に合わせた適切なパーマが選べるでしょう。
くせ毛でパーマをかける時の注意点
くせ毛だからといって、全員がパーマをかけたほうが良いとは限りません。
相性が良い人もいれば、そうでない人もいるため、慎重に検討してください。
特に、くせ毛の状態や強さによっては、パーマが思ったように馴染まず、かえって扱いにくくなるケースもあります。
そのため、以下で紹介する注意点を確認した上で、パーマをかけるべきかどうかを決めてください。
また、どんなスタイルが自分に合うか不安な場合は、信頼できる美容師に相談しましょう。
美容師の経験と知識に基づくアドバイスがあれば、失敗のリスクを最小限におさえられます。
さらに、パーマに挑戦したいけれど失敗が怖いという場合は、以下の記事も参考にしてみてください。
パーマの向き不向きを知っておく

くせ毛は髪質によってパーマに向き不向きがあるため、自分の髪がパーマに適しているか確認しましょう。
例えば、縮毛の人は、パーマとの相性があまり良くありません。
縮毛は毛先が細かく縮れているため、パーマをかけるとアフロのような仕上がりになるリスクがあります。
また、捻転毛のようにねじれが強いくせ毛の人も注意が必要です。
このタイプは、ゆるめのパーマでは効果を実感しにくく、「パーマがかかっていない」と感じる可能性があります。
一方で、軽い波状毛ややわらかいくせ毛の人は、パーマと相性が良く、自然に馴染むケースが多いです。
しかし、自分の髪がどのタイプに該当するのか、正確に判断するのは難しいでしょう。
そのため、担当美容師に相談することをおすすめします。
プロの目で髪質を見てもらい、適した施術を提案してもらうと、失敗のリスクを最小限におさえられます。
縮毛矯正の扱いに注意する

縮毛矯正をしているくせ毛の人がパーマを検討する際には、注意が必要です。
縮毛矯正とパーマは似た施術のように思えますが、目的や効果が異なるため、適切な扱いをしないと髪のダメージを招いてしまいます。
まず、パーマと縮毛矯正の違いを理解しましょう。
パーマは毛先に動きを出し、髪全体にボリューム感や動きを加える施術です。
一方で、縮毛矯正はくせ毛のうねりをまっすぐに伸ばし、滑らかなストレートヘアを作る施術です。
この違いにより、縮毛矯正でくせ毛をまっすぐにしすぎると、逆に髪のボリュームが減り、のっぺりとした仕上がりなる可能性が高くなります。
特に、縮毛矯正をした後にパーマをかける場合は、施術の間隔を十分に空けましょう。
縮毛矯正後すぐにパーマをかけると、髪のダメージが増え、パーマがかかりにくいだけでなく、髪がチリチリになってしまうリスクもあります。
そのため、施術のスケジュールは担当の美容師としっかり相談してください。
縮毛矯正とパーマは全く別の施術と考え、髪質や希望するスタイルに応じてどちらを選ぶべきか慎重に判断しましょう。
毛先に動きを出したい場合は、ストレート系の縮毛矯正ではなく、ふんわり感を出すパーマが向いている可能性もあるので、自分の髪の悩みや理想に合わせて最適な選択をしてください。
くせ毛の人がパーマをかけた時のヘアセットのコツ
くせ毛にパーマをかけた後、ヘアセットをスムーズに行うためには、いくつかのポイントをおさえておきましょう。
特に、以下の3つのコツを意識するだけで、失敗を防ぎ、理想的なスタイルを実現しやすくなります。
ヘアセットの時の3つのコツ
- スタイリング剤の選び方
- ヘアセットの前の準備が最も大事
- ヘアセットをする時は引っ張らない
これらのポイントを意識できれば、くせ毛を活かしたパーマスタイルも、美しい仕上がりやすくなります。
まだパーマをかけていない人でも、くせ毛を活かしたヘアセットに応用できる方法なので、ぜひ試してみてください。
スタイリング剤の選び方

くせ毛の人がパーマをかけた後、最初に意識してほしいのがスタイリング剤の選び方です。
くせ毛はもともと乾燥しやすい傾向があり、パサつきが目立つとせっかくのパーマも垢抜けた印象を損ねるリスクが高まります。
そのため、髪に濡れ感やツヤ感を与えられるスタイリング剤を選びましょう。
おすすめのスタイリング剤
- オイルやバームタイプ:髪にツヤを与え、濡れ感をプラス。まとまりやすさをアップさせたい時に最適
- クリームタイプ:やわらかい質感を高めながら、髪にしっとりとした仕上がりがポイント
さらに、仕上がりの軽さを求める場合は、ムースタイプがおすすめです。
パーマのカール感をキープしつつ、軽やかな雰囲気を演出できます。
髪質や好みによって適したスタイリング剤は異なるため、自分の理想の仕上がりをイメージしながら選んでみてください。
適切なスタイリング剤を使用できれば、くせ毛特有の悩みを解消しつつ、パーマヘアを最大限に活かせられます。
ヘアセットの前の準備が最も大事

くせ毛の人がパーマヘアを美しく仕上げるには、ヘアセット前の準備がとても重要です。
特に、髪をしっかり濡らすことがポイントとなります。
髪を濡らす重要性は、くせ毛の特徴として、髪が乾いた状態ではうねりが強調され、まとまりにくくなる可能性があるためです。
そのため、ヘアセットを始める前に髪全体を濡らすと、パーマのカールやウェーブがよりきれいに馴染みやすくなります。
効果的な準備方法
- 根元からしっかり濡らす:表面だけでなく、根元まで水分を行き渡らせることが重要
- タオルドライで適度な水分をキープ:濡らしすぎるとヘアセットが難しくなるため、タオルで軽く水分を取っておく
パーマをかけた後、ヘアセットに時間がかかる、またはカールがうまく出ないと感じる場合は、濡らし具合が足りていない可能性があります。
特に根元部分を忘れがちですが、ここをしっかり濡らすと、パーマを活かしたスタイリングがしやすくなるでしょう。
ヘアセットをする時は引っ張らない

パーマをかけた髪をセットする際は、髪を引っ張らないようにしましょう。
特に、ゆるめのパーマスタイルの場合、このポイントを守らないと理想の仕上がりから遠ざかる可能性があります。
パーマヘアは、引っ張りながら乾かすとカールが伸びてしまい、結果的にパーマの良さが活かしきれません。
特に根元から毛先までしっかり乾かそうと引っ張ると、ストレートヘアのように仕上がってしまいます。
正しいヘアセット方法
- 毛先を持ち上げるように乾かす:カールやウェーブをキープするために、毛先を手で軽く持ち上げながら乾かす
- ドライヤーを使う場合は低温:高温で長時間乾かすと、パーマが崩れやすくなるから要注意
慣れないうちは、スタイリング剤を活用して髪を整えやすくしておくのもポイントです。
パーマをかけた髪に合ったヘアセット方法や注意点については、以下の記事も参考にしてください。
くせ毛の人がパーマを長持ちさせるコツ
くせ毛に悩んでいる人がパーマをかけると、普段の髪のまとまりが改善される一方で、パーマが取れやすいという課題もあります。
特にくせ毛は乾燥しやすいため、ケアを怠るとパーマの形状が崩れやすくなるため注意が必要です。
これをおさえる方法を以下で詳しく解説します。
シャンプーやトリートメントの選び方には注意する

くせ毛の人がパーマを長持ちさせるためには、シャンプーやトリートメントの選び方が非常に重要です。
くせ毛はもともと乾燥しやすい性質を持っていますが、パーマをかけると、その状態がさらに悪化する可能性があります。
そのため、髪に合った製品を選びましょう。
保湿力が高いものを選ぶ
くせ毛の乾燥を防ぐためには、保湿成分が豊富に含まれたシャンプーやトリートメントを選んでください。
特に、洗浄力が強すぎないアミノ酸系シャンプーがおすすめです。
髪や頭皮にやさしく、必要な油分を奪いすぎないため、髪の内部の水分を保ちながら清潔さをキープできます。
ダメージ補修効果のあるものを活用
パーマによる髪の負担を軽減するためには、ダメージ補修成分が含まれたトリートメントを選ぶのも効果的です。
また、「パーマ用」と記載されている製品は、カールやウェーブを保ちながら、ダメージケアしやすくなります。
アウトバストリートメントも取り入れる
ヘアケアにはアウトバストリートメントの併用もおすすめです。
コーティング効果のあるアイテムを使用すれば、パーマの形状を守りつつ、乾燥や外部の刺激から髪を保護できます。
ただし、細毛やゆるめのパーマをかけている人は要注意です。
重みのあるアウトバストリートメントを使うと、せっかくのパーマが潰れてしまうケースがあるため、軽い仕上がりの製品を選びましょう。
適切なシャンプーやトリートメントを選び、アウトバストリートメントをうまく活用できれば、くせ毛でもパーマを長く楽しめます。
毎日のケアを見直し、理想のスタイルをキープしましょう。
お風呂の入り方には人一倍注意する

くせ毛の人がパーマを長持ちさせるためには、お風呂でのケアが重要です。
特にパーマをかけた当日は、髪が敏感な状態になっているため、シャンプーは使用せず、お湯だけで汚れを落としましょう。
翌日以降は、洗浄力がマイルドなシャンプーを使い、髪をやさしく洗うことがポイントです。
ゴシゴシ洗うと髪に負担がかかり、カールが崩れる原因になるため、摩擦を最小限におさえてください。
お風呂での適切なケアを心がけると、くせ毛でもパーマのスタイルを長く楽しめます。
くせ毛でもパーマを活かして理想のスタイルを楽しもう
くせ毛の人にとってパーマは、毛流れを整えたり、髪の悩みをカバーしたりする頼もしい選択肢です。
ただし、髪質やくせ毛の種類によって相性が異なるため、適切なパーマの選び方が大切になります。
スタイリングや日々のケアを工夫すれば、パーマをより長持ちさせ、理想のスタイルをキープしやすくなるでしょう。
美容師と相談しながら、自分に合った施術とケア方法を取り入れて、くせ毛を活かしたおしゃれなヘアスタイルを楽しんでください。