薄毛
運動不足だと薄毛になる?体を動かさない現代人の問題を解決する方法

スマホの普及によって、外に出なくても楽しめるものが増えました。さらに外に出られない社会情勢が続いた結果、運動不足の人が増えています。 じつは、運動不足になってしまうと、間接的に薄毛になるという話もあるため、もう少し体を動かす意識を持ちましょう。髪の悩みが深刻な人のために、おすすめの運動をまとめてみました。時間がなくてもできる方法ばかりを集めているので、習慣化しやすくておすすめですよ。
目次
運動不足になると薄毛になるという理屈は本当?

運動不足になると薄毛になるという話は、髪に悩みを抱えている人にとっては良く耳にするキーワードでしょう。話半分に聞いていたら、そのあたりはもう少し気を引き締めてください。 確かに直接的に運動不足で薄毛にはなりませんが、間接的には髪の毛に影響が出ます。
運動不足で薄毛になる原因
- 血行が悪くなって代謝が低下
- 心理的にもあまりよくない
このように、髪の毛が薄くなる要因はかなりあります。できるだけ体を動かしたほうがいいので、それを知ってもらうためにも、メカニズムについてチェックしてみてください。
原因①血行が悪くなって代謝が低下

運動不足で髪の毛が薄くなるのは、血行が悪くなるからです。 当たり前の話ですが、髪の毛というのは頭に生えています。頭という場所は、心臓から遠い場所のひとつ。血液が届きにくいので、運動不足で血行が悪くなると、最も影響を受けやすくなってしまうわけです。 髪の毛は、毛母細胞が細胞分裂して、増えていきます。その細胞分裂を促すためには、血液から必要な栄養が足りていないといけません。

血液の流れが悪くなってしまうと、毛母細胞も含めて体の機能が低下。正常に体が動かないと、抜け毛にも繋がってくるでしょう。それだけ髪の毛というのは、血液が大事なポイントとなります。運動不足で血行が悪くなると、髪の毛が少なくなってしまうので、できる限り運動をしたほうがいいのはこのためです。
原因②心理的にもあまりよくない

また、運動不足が間接的に薄毛と繋がっているのは、心理面も関係しています。特にストレスを抱えている人は、運動不足になると厄介です。もともとストレスというのは、血液の流れを悪くさせてしまいます。自律神経の一部でもある交感神経が優位になり、血液の流れを抑えてしまうからです。

慢性的な運動不足が続くと、自律神経を乱してしまうため、髪の毛のためにも良くありません。運動をすると、ドーパミンが分泌されます。ドーパミンとは、気持ちがポジティブになる効果や、幸せと感じられるようになり、ストレス対策にもなる代物。髪の毛の成長にかなり大事になります。体を動かさないと、ストレスが溜まり続けて解消しにくくなるので、意識的に体を動かすようにしましょう。
体を動かす前に知ってほしい注意するべきポイント

体を動かすことが大事だと認識できたら、いきなり運動するのは、もう少し待ってください。注意するべきポイントがあるので、それを頭に入れて、何をするべきか考えてみましょう。
汗をかいた後は必ず丁寧に頭皮も髪もケアする

まず、運動をすれば必ず汗をかきます。 この汗を放置してしまうと、必ず頭皮の状態が乱れてしまうので、できるだけケアするようにしましょう。頭皮に残った皮脂と汗が混ざり、そのまま酸化されて、雑菌が繁殖するからです。できるだけ汗を拭きとるようにし、せめて蒸れないように風通しを良くする努力をしてください。

もちろん、運動をしたら必ずお風呂に入るようにし、汗を洗い流しましょう。その際に洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、必要な皮脂が洗い流されます。頭皮が乾燥して逆効果になってしまうので、シャンプーの選び方も注意するのが鉄則です。
薄毛の予防になる運動のやり方

では、運動不足の人が、どのような運動をするべきか紹介します。大きく分けて3パターン用意したので、あなたの生活習慣に合ったものを選ぶと続けやすいでしょう。
上半身の運動で肩こりも解消!

薄毛のために運動をするのは、血液を髪の毛まで届けるのが目的です。その血液は肩こりがひどいと、せっかく巡りをよくしたところで、効率よく髪の毛まで届けにくくなります。 そこで肩こりを和らげる運動をすると、薄毛対策としてちょうどいいでしょう。そのポイントとなるのが「肩甲骨」です。

肩甲骨の運動のやり方
- 肘を伸ばした状態で両腕を斜め上に上げる
- 両ひじを斜め上に上げたまま、脇や両肘を体に付ける
- 3秒かけてゆっくり脇を付けたら7秒状態をキープする
- 肩甲骨を動かすイメージで10回繰り返す
座ったまま運動ができるのが、上半身の運動のメリットです。特に立つ習慣がない生活をしている人でも、気軽に試せる方法なので、隙間時間に挑戦してみましょう。
下半身の運動で血流がよくなりやすい!

普段良く立つことが多いのなら、下半身の運動をしておきましょう。 そもそも下半身は、人間の体の中でも筋肉が多い部位。血液を押し出す力が強いので、下半身を鍛えるだけでも、髪の毛まで血液を運びやすくなります。そこでポイントとなるのが「ふくらはぎ」です。第二の心臓といわれるほど、血液の流れに直結します。 このふくらはぎを鍛えるのは、思ったより簡単です。つま先立ちをしてかかとを上下にするだけでも、ふくらはぎを鍛えられるので、挑戦してみましょう。デスクワークが多い人なら、かかとを床に付けたまま、つま先を上下に動かしてみてください。これだけでふくらはぎの筋肉を鍛えられます。
じっくり時間がとれる時は全身の運動

髪の毛のための運動の中でも、理想的な運動が有酸素運動です。体の中に酸素を取り込みながら体を動かすので、効率よく代謝がよくなります。
有酸素運動のやり方
- 腕をしっかり動かしながらウォーキング
- 深く深呼吸しながら歩く
- 2、3日に1回行い、1回分は20分ほど続ける
記のように、体をしっかり動かしながら歩くだけでも、ジワっと汗をかいてきます。外の景色を見ながら運動ができるので、気分転換にもなっておすすめですよ。
薄毛のために運動をするなら、別の対策も同時にするのが鉄則!

体を動かす習慣ができれば、血液の流れが良くなるだけでなく、精神的にも安定しやすくなります。そうなれば、自然と髪の毛が減りにくくなるので、運動不足の人ほど体を動かしましょう。 もちろん運動だけでは、髪の毛が薄くなるのを止められません。同時にバランスのいい食事をして、栄養を髪の毛に届けてしまいましょう。また、運動をすれば汗をかきます。頭皮の状態が乱れやすくなるので、異常が感じられた時は育毛剤を使うなど、いつもと違うケアの方法も取り入れてみてくださいね。